カッテージチーズケーキ

Cottage Cheese Cake
クリームチーズじゃないチーズケーキを作ろうと思って、いろいろチーズなんかを見ていたのですが、カッテージチーズは牛乳から簡単に手作りできるようです。要は、暖めた牛乳にレモン汁を加えて、分離したものを濾すと、カッテージチーズになるようです。試しに作ってみました。
あとは普通のチーズケーキの作り方で、クリームチーズの代わりにカッテージチーズを使用すれば良い。さっぱりしてておいしかった。それと、カッテージチーズはカロリーが低いので、ヘルシーなのだそうです。

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杉本博司 歴史の歴史

2009-03-14
土曜日に金沢に行ってきたのですが、泊まったところに近かったので金沢21世紀美術館に行ってきました。金曜日と土曜日は夜8時までやっているということで、仕事の後に行けてよかった。「杉本博司 歴史の歴史」というのをやっていました。
これはよく知らなかったのだけど、杉本博司は古美術やら化石やらを収集していて、それらのコレクションを展示する「歴史の歴史」という表現は以前からやっているということで、その系列の展示でした。いつだったか森美術館でやっていたような、写真作品を一堂に並べてあるのかと思ってたら、違った。
展示の最初の方では、だから、化石とか石器とかそういうのを観るモードでもなかったというか、観て味わうというところまではいかなくて、とりあえず眺めていく感じだった。でも観ているうちに、だんだんおもしろくなってきて、できれば休憩してからもう一度観て回りたい感じだったのだけど、すでに閉館間際だったのでダメでした。
収集品のなかには解剖図などがあって、そのなかの一つに、背中を切り開いて骨と筋肉を示しているのがあって、その切り開いたところが「天使の羽のようだ」みたいなことを解説に書いていて、単純だけどそういう見方はなんかおもしろいなと思った。何かを買うときもそういう感じで買ったりもするのかなあと思った。
自身の写真作品も組み合わせて展示している。その展示は本当に一分の隙もない感じ。杉本博司の作品は単純というかシンプルだけどありえないほど精緻な次元で質にこだわっていて、そのすばらしさは疑いの余地がないもので、簡単に「すばらしい」と言葉にするのもためらってしまう。僕などはためらいすぎて、ふとした拍子にそれが反転して、「そんなにすばらしいと思う必要もないんじゃないか」という気分になってしまうこともあるのだけど、それはたぶん杉本作品がこちらの感受性の遥か先を疾走していて、ちっとも捉えきれていないからなのだろう。


マルセル・プルースト『失われた時を求めて 2 第一篇 スワン家の方へ II』

だいぶ間が空きましたが第二巻を読みました。この巻には第一篇の第二部の「スワンの恋」と第三部の「土地の名・名」が収録されている。
スワンが高級娼婦のオデットという女性と出会い、恋をする。けれどもスワンがオデットを愛するようには、オデットは彼を愛せず、その結果スワンは嫉妬と苦悩に身を焦がす。「土地の名・名」では、時代は飛んで、語り手が後のスワンとオデットの娘、ジルベルトに恋心を持つようになり、「スワンの恋」に対比させられている。
スワンという人物は、フェルメールを研究していて、文学や音楽にも造詣が深く、さらには一流の社交界にも顔が利くという非常に優秀で魅力的な人物なのだけれども、その魅力的なはずの人物がなんだか嫉妬に狂って、うじうじと思い悩んで、変なふうに倒錯している、みたいな話。この痛々しいまでの恋愛は喜劇的でおもしろくもあるけれど、オデットの側に立って見れば、こんなスワンの独りよがりにも近い苦悩というのはうんざりさせられるものなのだろうし、スワンの側に立って読んでしまうと胸が苦しくなってしまうわけで、読者の立ち位置はそれぞれだろうけど、まあ僕なんかは胸を痛めながら読んでしまいました。
でも、スワンは行動もおもしろくて好きだなあと思う。こんなところ。スワンが、オデットの通っている(若干低俗な)サロンからつま弾きにされたとき、一人で森の中を歩いて帰る最中に、怒りと嫌悪を露にして大声でサロンを罵倒したりする。「神にかたどって顔かたちの作られた生物が、どうしてこんなむかむかするような冗談で笑うことが出来るのだろう?」とか、「あんな破廉恥な、屑みたいな奴らといっしょくたにされるのはごめんだ」というようなことを、一人で叫んでいる。こんなの、純粋だというよりほとんど危ない人みたいだ。だけど、これは実はわざと芝居がかった口調でそう叫んで、その興奮に陶酔しているということも書かれていて、意外に自分のしていることを客観視できているというか、これはなんかわかるなあという気がする。で、本音ではオデットのいる仲間内に近づきたいと考えていたりするわけで、家に帰るやいなや「どうやら自分を招待させる手が見つかったぞ!」とか言ってすぐ家を飛び出してくるところなんか、こういうのはバカっぽくておもしろい。
もうひとつ印象的だった場面は、終盤、とある夜会に参加したときのこと。スワンはヴァントゥイユという作曲家のソナタが演奏されているのに気付く。この曲は二人がうまくいっていた時期の「思い出の曲」みたいなもので、とっさに「これは聴いちゃだめだ!」と思うのだけど、時すでに遅しで、そのソナタの小楽節を耳にしたスワンは、オデットがまだ彼に夢中だったころの記憶を追体験するのだけど、この辺、切なくていいよね。その後に続くスワンの(もしくは語り手の)音楽に対する描写というのは、感動的に美しいもので、これはため息しか出ない。
この出来事があって、スワンは、オデットの自分に対する愛情が再び蘇ることはもうけっしてないことを理解する。これ以降の、(まだまだ苦悩は引きずるのだが)スワンの冷めた感覚はなかなかかっこいい。なかでもスワンが最後に吐くセリフは頭が痺れるほど響いてくる。もしこんなセリフを僕自身が心の底から言うことがあれば、そのとき僕は自分で自分を祝福するだろう。…なんて思う。


タルトショコラ

Chocolate Tart
パート・シュクレ・カカオ:バター60g、卵1/2個、砂糖40g、薄力粉100g、アマンドプードル20g、カカオプードル20g アパイユ・ショコラ:チョコレート100g、生クリーム120g、卵1個、卵黄1個、クレーム・ショコラ:チョコレート80g、牛乳50cc、30°ボーメシロップ10cc
という材料でチョコレートのタルトを作りました。チョコレートの味が濃厚です。濃厚なのはいいんだけど、なんか甘くなりすぎたなー。ビターチョコを使うとかするといいと思いました。