認定日日記

7月はけっこう長かったような気がする。7月にあったもっとも重要な任務は雇用保険の認定日に行くということだった。これで明日から支給の期間に入るのかと思ったら認定日よりも前にすでに受給期間には入っていて、その間の仕事をした分を引かれて5日分の手当がそのうち支給されるようだ。とはいうものの、さあ、これからは念願の給付金で暮らしていけるゾ! と胸が躍るのでもないわけですし、さていつまでこの生活は続くのであろうか、という先行きの覚束ない心持ちになるのでありました。
図書館に金井美恵子の『日々のあれこれ 目白雑録4』をリクエストしていて、三週間くらいして「取りに来てください」と連絡がきたので、取りに行って読んだ。この本は朝日新聞出版のPR誌「一冊の本」に連載されているエッセイをまとめたもの。6月号からまた新しい連載が始まっていているらしい。その「一冊の本」、定期購読をしてみることにした。一年分で1000円。正味の話、金井美恵子の連載が読めればいいだけなのだ。6、7月号から送ってもらうことにした。原子力発電所の問題をめぐる文章が書かれている。
福島と新潟に大雨が降っていたころ、ちょうど新潟の三条に向かっていて、夜、泊まることになっていた燕三条駅の駅前なんだか駅裏のホテルに向かう道路がもう冠水していた。なんとかホテルにたどり着いて、すぐ近くに見えるイオンに買い出しに行こうと思ってもその辺は完全に水没していて、行くにはズボンを膝までまくり上げてざぶざぶしていかないといけなくなっていて、反対側の駅の方には歩いていけそうなのだけど、燕三条駅は見かけは大きいのだが新幹線が停まるというだけで他には全く何もない駅で、一応行ってみたけどやっぱり何もなかった。結局ここには入りたくないと思った隣のラーメン屋に入った。
雨が降ったり台風がきたりしているので、これまではそんなに暑い! といった感じの夏ではなくて、暑さに弱いルバーブも今年はずいぶん大きく育っているようだ。去年の夏はもうクタクタのヘロヘロになっていたんじゃなかったっけ。しょうがないのでまたジャムなどにして消費を試みるも、冷凍保存に回している分もけっこうな量になってきた。
たいへんな円高なのでwiggleで自転車ウェアなどを買う。


マンゴーロールとアイスチャイ

Mango Roll and Milk Tea
ロールケーキを焼きました。台湾産のマンゴーは、熟れて安くなっていたのを買ったのだけど、そんなにおいしくなかった。スポンジ生地もいまいち。
ぐつぐつとお湯を沸かして、スパイスと紅茶葉を煮出してチャイを。暑い季節はとくに、こういうスパイスの風味がへとへとの精神と体を心地よく刺激してくるような。午前8時を回ったころすでに生ぬるい風が窓から吹き通る。猛暑の予告。


梅雨日記/新潟県新発田市

新潟の新発田へ。山形を出るときは降っていなかった雨は、新潟に入るとざんざか降ってきた。車のワイパーが引っ切りなしに左右に振れる。どんどん憂鬱な重い気持ちになっていく。でも今回の出張は一人きりなのでまだ気は楽だ。
新発田はこのあいだ泊まったところと同じホテルかと思ったら、その隣のホテルだった。だからといって、まあなんということもない部屋だ。僕の前にチェックインしている人が、なんかずっと泊まるような感じで、とりあえず、ということで10日分の料金を支払っていた。こんなところに長く滞在して何をするんだろう。30代くらいの男で、荷物や服装を見ても、何をやっている人なのかまったくわからない。そういえば村上春樹が新潟県の村上市を訪ねてどうしたというような話があった気もするわけで、もしかしたらその人は「新発田さん」という文筆家で、新発田市に来て取材をしてみたり部屋にこもって原稿を書いてみたりするのかもしれない。
雨が降っていて外に出る気がまったくしなかった。家から持って来たおにぎりとインスタントみそ汁を食べた。すると驚くべきことが起きた。ホテルで出された朝食(無料)もおにぎりとみそ汁だった。みそ汁は昨晩食べたのと同じ、小さいビニール袋に入っているみそをお湯で溶くインスタントだった。
その日は雨の影響により仕事の予定も変更になり、その日だけで帰るところが次の日も仕事することになった。今度は長岡市に移動。いつものアルファーワン。夜は、スーパーで弁当を買ってきて食った。
朝になると、長岡駅の周辺では学生や社会人がぞろぞろ行き交っていた。平日なのだ。制服やスーツが朝日を浴びて輝かしく光っている。みんな学校や会社に行って、勉学や仕事にいそしむのだなあ、と思った。というか、自分もこれから仕事に赴くのであった。
ずいぶん天気がよく、暑く、これは今季初、まじで熱中症の危険性があると思われたので、水やスポーツ飲料を万全にそろえるなどの対策を講じた。なので熱中症にはならなかった。


卑しい食べ物、ハンバーガーを食べる!:清住しちりん会

美味しんぼで、美食倶楽部で働く若手料理人が、独立してハンバーガーショップを開きたいと言って海原雄山に罵倒されるという話がある。
たしかに海原雄山が怒るのももっともで、どう考えても美食倶楽部を辞めてハンバーガーショップを開くというのは道を誤っているとしか思えないのだけれど、それはともかく海原雄山はハンバーガーのことを「味覚音痴のアメリカ人の食い物」みたいなふうに言っている。
味覚音痴…。
アメリカ人がそうなのかは知りませんが、たしかにあっちの国では庭でバーベキューをやって、ハンバーガーを焼いて食べるみたいなイメージがあって、なにやら楽し気で、まあ美食からはほど遠い僕などはあさましくもハンバーガーをつくってみたいなと思ったりするのです。
2011-07-03
パテはつなぎなしの牛肉100%。塩こしょうして丸め、炭火の上に置いて焼く。
しばらくすると肉から脂がボタボタ炭の上に垂れてきて、煙がモクモクあがってきた。火災報知器がなるんじゃないかと心配したけど、ならなかった。
2011-07-03
ところで美味しんぼでは、最初につくったハンバーガーは、こだわったわりにおいしくなかった。どうしてかというとパンがいまいちだったのだ。肉の旨味をパンが受け止められなかったというわけです。
なるほど、おいしいハンバーガーには、肉もさることながらそれと同等のおいしいパンが必要なのだ。そんなわけで、バンズはシベール清住町店で買ってきました。「ハンバーガー用のバンズを売ってくれませんか?」と予約すると購入できました。
焼いたパテにケチャップとマスタード。レタスとトマトを一緒に挟む。
卑しいハンバーガーの完成。
2011-07-03
食べてみます。パク。
なんだろう、肉が、かたい…。ちょっとパサパサする。肉汁がぜんぶ流れ出てしまったのか。焼き過ぎて、肉汁は煙となって消えてしまった…!
火が通ってないといけないと思って、ついつい焼きすぎてしまったのかなあ。肉汁を閉じ込めるというような焼き方をしないといけなかったんだろう。ハンバーグを炭火で焼くのもなかなか難しい。
でもまあ、「感じ」はあったのでそれなりに満足しました(というのがいかにも味覚音痴であることの証左といえるでしょうが…!)。
ハンバーガーのつけあわせといえばピクルス。海原雄山も最後にはなんだかんだと言いながらピクルスを届けて弟子の門出を祝っている。自分でも漬けてみました。こちらはちょっと酸っぱすぎました。
2011-07-03


ルバーブの機嫌

2011-07-03 Rhubarb
ルバーブは寒冷地の植物だから、これから本格的に夏になったらきっとルバーブには暑すぎる。暑いと茎もぐったりするし、もちろん味も悪くなる。すでに今だって暑いのかもしれない。
でも今のところは実に健康的にぐんぐん伸びている。根元の真ん中から茎が密集して生えている。張りも力強い。今が一番の収穫どきのような気がする。
もしかすると夏までとっておかないで、もうぜんぶ収穫しちゃったほうがいいんだろうか。いいのかもしれない。一番いい状態のときにとって食べる。それが一番いいに決まってる。それ以外は、価値がないとまでは言わないけど、まあ、捨ててしまってもそこまで惜しくはない。
とはいっても、お菓子をつくる気分がのっているかどうかというのは別問題で、今はそんなに作りたい気もしない。そんなに生えてくれてるところ、悪いけど。
いや、そんなこと言っていると、ルバーブの機嫌を損ねてしまうかもしれない。「何を言ってるんだ、こいつは!」「アッタマきた! もう生やすのやめた!」ってなふうに。
それはマズい。ルバーブ君にはこれからも来年も、すくすく生えてもらわなくては困るのだ。だから、定期的にきちんと採ってやろう。きちんと食べてやろう。
さすがにぜんぶはだめだ。ずいぶん中途半端な量。まあでも少しでも採ってやれば、風通しもよくなって、まだ少しは気分よくいられるだろう。
2011-07-03 Rhubarb
そしてまたジャムづくり。
やっぱり今が一番いいかもな、と思う。前に収穫したときよりもみずみずしさが違う。鍋に残っているのを指ですくって舐めても、お! と思った。ルバーブのジャムをつくって、こんなにおいしかったことはないぞ。
2011-07-04 RHUBARB JAM


梅雨日記/秋田県秋田市

7月になった。いつもと同じように家のなかで過ごしていてもなんだかぼうっとしてしまって、もの忘れ、倦怠感、集中力の低下等の症状があって、なんだこれは具合が悪いんじゃないかとぼんやり考えていたのだけど、これは単に部屋の気温が、これまでとは違って高いということなんじゃないか。いよいよ暑くなってきたのだ。
でまあ暑くなってきたので近くのマックに行ってみたら、「いつもご利用ありがとうございます。よろしければ…」と言ってアンケート用紙を配られた。「いつもご利用」というのはコーヒー一杯しか頼まないくせに電源を使ったりしてぐずぐず居座っていることを指しているのだと思ったら申し訳なくなったけれどもアンケートには喜んで答えた。そしたらポテトSの無料券をくれた。やったあ!
先週末はまだ6月だった。例のごとくバイトの件で秋田に行っていた。先週はものすごい雨が降っていたんだっけ。横手付近で高速道路が通行止めになっていて、川から水があふれていた。河川敷の広場や畑はどっぷり水に浸かっていて、そこらのちょっと低い土地の住宅なんかも浸水していた。
その日は秋田ではなく能代に行ったのだった。能代に着くと雨はすでに止んでいたのだが、涼しいというよりは寒かった。車から降りるとすぐ薄いダウンジャケットみたいなのを着た人が自転車に乗って横切っていく。いくらなんでも…と目を疑ったけれど、たしかにそのくらい寒い。翌日は、朝は寒くて、でもお昼ころに日が出てくると急に暑くなった。
能代(というか現場は大館)の次に秋田市に戻って、なんとかという初めて泊まったホテルは温泉みたいな入浴施設が一緒になっていてなかなか立派な感じだった。しかしながら、こういう温泉とか大浴場とかを売りにするホテルに泊まることもままあるけれども、疲れてベッドに横たわっているとだんだん部屋を出るのが面倒になって、個室にもユニットバスが付いているわけで、どんなに立派なお風呂だといっても「そんなのいいや」という気分になってくるものだ。ーーというのがくだんの安宿評論家の見立てなのだが、ひるがえってその日僕はどうしたんだっけと思い出してみると、食後に部屋に戻ったらその「いいや」と思う間もなくそのまま寝てしまった。というわけで早く目が覚めた次の日の朝にそのお風呂に入りに行ったんだった。たいへん凝ったつくりのお風呂だった。
最近読んだ
『このあいだ東京でね』青木淳吾 『ここに消えない会話がある』山崎ナオコーラ 『どうして書くの?』穂村弘対談集 『東京飄然』町田康 『「三十歳までなんか生きるな」と思っていた』保坂和志
DVD
『バックトゥザフューチャー 123』『ティファニーで朝食を』