0129

それでなんとなくヤフオクを見てみたら、天童木工のリングスツールが、古くてぼろいのが二脚セットで出ていたのに目が止まる。これは玄関の土間に置いて、ちょっと腰かけるのにいい。(テーブルを探していたんじゃなかったのか)

ずいぶん古いからきっと安くおさまるはず、これは入札してやろう、と思ってさっき見たら、想定していた値段を大きく越えていたので、わなわな手が震えて入札すらできなかった。ああくやしい。安かったときはそれほどでもなかったのが、高くなって買えなくなると急にほしかったように思えてくる、このいかにも浅ましい感情。


0128

ふと部屋にテーブルとイスでもしつらえてみようか、という気になった。いまはダンボール箱を食卓がわりに使っているのだけど、それは不便だというよりは心を貧しくさせている気もするし、べつに普通の地味なやつでいいのだ、部屋に広さに合わせたそんなに大きくもない心地のいい形のテーブルとイスがあれば、それだけで空間がしゃんとするに違いない。いま部屋に置いてあるものは、物置と化している二階に追いやってしまおう。そうして一からいろいろと部屋の模様替えをするんだ。そんな欲求が、一時的なものかもしれないけれどむくむくとわき上がってくる。

そういえば、何年か前にもらった天童木工のカタログがあったはず。ひっぱり出してみてみる。一目見て、これこれ、これがほしい! というものはないけれど、漠然と、なにか上等な家具がほしいような気持ちは底上げされていく。


0127

雪がどかっと降ったかと思うと次の日は案外いい天気だったりして、雪もまあまあ消えてくれる。この冬はこんな感じの繰り返し。でもまだ1月だから、2月、3月はどうなることやら。

散歩。DVD返しに。あとは家で読書。スーパーに買い物。一週間分の食料を買いだめ。

夕方、かすみが温泉が閉まる時間も気にしてしまうので、ご飯の前に風呂に入りに行く。かすみが温泉はもう少し遅くまでやっていてくれるといいのだけど。夜、鍋。鶏肉、鶏もつ、白菜、エリンギ、ねぎ。

 

きのう焼いたケーキ。

Apple Tart


0126

雪が降り続いている。雪かき。家で朝風呂。残り湯で洗濯。

久しぶりのお菓子づくり。タルト生地にアーモンドクリーム。りんごのコンポートをのせて焼いた。

前に連れていってもらえた、ちょっといい料理屋で出てきたデザートを思い浮かべてつくった。とはいっても、りんごを煮たものが入っていたこと以外、どういったふうに構成されていたケーキなのか、ほとんどわかっていない。けっきょくいつもの自分の作り方。でもこれはこれで、まあまあうまくできたかな。明日、食べてみる。

ウディ・アレンの作品、『アニー・ホール』を見る。ウディ・アレンもおもしろいけど、アニー役のダイアン・キートンもほんとうにいいね。すばらしくって胸が締めつけられるなあこれは。


0125

雪が降ってきた。予報では大雪になるとのこと。昨日の日記で「雪が少ない」と書いたそばから、大雪。というか、昨日の日記もいま書いたばかりなのだが、「雪が少ないのでいい」などと書きつつ、たぶんそう思ったのはたしかでも、それがどういった感じの思いなのか、まったく思い出せない。

『カラマーゾフの兄弟』の5巻目を読了。最終巻は、「エピローグ」と、訳者による「解題」や「ドストエフスキーの生涯」などのおまけが一緒になっている。エピローグはすぐに読んだので、小説自体はもうちょっと前に読み終わっていたのだった。

長々と読んでいた気もしないが、ひと月も読んでいたのか。さすがに重量級の作品で、読みきるだけで一苦労だ。それにしても、ひと月でひとつだとすると、これからどれだけ読めるものなのか…、人生は短くてみじめだな。

夜、タルトの生地を仕込む。


0124

なんだかんだいってもこの冬は雪が少ないのでいい。夜はおでんの残りでつつましくご飯にして、DVDで映画鑑賞。ウディ・アレンの『マンハッタン』を見る。

冴えない中年テレビ脚本家の、17才の女の子や編集者の女性と恋愛。お互いにすれ違ったり、そのたびころころ気が変わったり。いいな。真面目に恋愛に悩んでいるふうでなにかと深刻ぶってみるものの、その内実というのはじつに浅薄。ほんと、ばかばかしくたわいないものである。でもそれがすごくいい。この薄っぺらさが大変いとおしい。

でもまああのキャラクターが「冴えない」というのは、たぶん正しくないんだろう。17才の女の子にべたぼれされる42才のどこが冴えないものか。軽妙なおしゃべりも機智にとんでいてほんとうにすばらしいしね。


0123

夜、おでん。種とつゆの素が一緒になっているお手軽なやつに、だいこんを煮て加える。米のとぎ汁もないのでただのお湯で炊く。おでんもいいな。暖かい。それにふにゃふにゃやわらかくて、まるで緊張感(?)がない。

夜は急激に眠くなり、すぐ就寝。


0120

昨日はセンター試験の初日だったらしい。今日の新聞に問題が載っていた。ためしに国語と英語を解いてみて、自己採点。古文と漢文はさっぱり読めなくて断念した。

久しぶりに製菓材料の店に行く。アーモンド粉を買う。バターはたしか未開封のものが冷蔵庫にあったはず。たぶん賞味期限は切れているだろう。でもいいや、かまわず使ってしまおう。と決めて、家で確認してみたら賞味期限が過ぎていた。これはさすがに駄目か。

かすみが温泉に立ち寄ってから、スーパーで買い出し。夕飯でまた豚肉の鍋をつくったけれども、これは鍋ものというより豚汁に近いと気づいた。

夜、映画「ノルウェイの森」をDVDで見る。原作はどんなものだったか。あまり覚えていないな。なんとなく、いや、もしかしたら読んでいなかったりして。…などと思ったのだった。原作はともかく、この映画の雰囲気は、なんていうか「映画」だなあという感じ。私にとって、というだけかもしれないけれども。生活感がありそうでないような部屋の雰囲気や、朝とか昼の印象的に美しく差し込む光や、画面のフレームを考えられたほどよく抑制のきいた人物の動きや、これはたぶん原作そのままなんだろうと思われるいくつかのセリフの響き方。そうですね、映画ですね、という感じ。