最近の自転車日記(2015年8月)

ブログを書くのがすっかり億劫になってしまった。かろうじて簡単なメモを残していたツールドさくらんぼと小国の記事は2ヶ月遅れで下にアップしたものの、このさきも更新していけるかどうか。

自転車はほんとうなら毎週かかさず走り込んでおきたいところだけれども、なんやかんやと大変なというか大切な用事があり、毎週は乗れていないし、はたまた平日のジムにも足が遠のいている。ジムのトレーニングは気休めだと思っていた。それでも少なくとも気が休まるからいいな、と。でも最近になるとその気休めトレーニングも心肺機能や筋力の維持にまったく無意味ではなさそうだと思えてきたりもするので、だから余計に、トレーニングをしていないことによる気が休まらない度合いも倍増しているというわけである。

あるいはまた、そのようにトレーニング不足はあるけれど、行くならこの時しかないかなあ、と、このお盆休みには「ひとりぼっちのツールド東北」を敢行しようとしていたのだった(今度のステージは青森県下北半島である)。ところが直前になって天候不良の予報に心が折れ、これもキャンセル。次のステージに進むことははたしてあるのだろうか。 

そうこうしているうちに今月末はなんと乗鞍であり、これまたあらゆる準備がままならず楽しみというよりも本当に行くのかという気分の方が勝っている。せっかくの大舞台だが記念に走ってくる以上のものにはならないかもしれない。

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小国町わらびサイクリング2015

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6月27日土曜日。今年も小国町のわらびサイクリングに参加。

タイムトライアルではいつもの通り前半区間は誰かの後ろについていき、後半のヒルクライム勝負に持ち込みたかったのだが、スタートが割と前の方だったこともあって、いきなり一番前に出てしまった。やべえ、風がつれえ、早く誰か来ないかな、と思ってチラチラ後ろを見てみたが、なかなか来ず。このままずっと風を浴びて走ることになるのか、と思っていたら、「ご一緒しますか」と声をかけてくれる方が一人。

しかしこの人速くねえか、これはちょっとオーバーペースなんじゃないの、っていう。一度前を引いた後、後ろに下がるときに「ついていけないみたいなんで…」と先に行ってもらうように弱音を吐いたら「いやいや、頑張りましょう!」と。

弱虫ペダルを読んでいなかったら、「いやマジ勘弁…。無理無理」とかいってフェードアウトするところだったが、熱血漫画に感化されていたので「行くっきゃないっショー!」と必死でくらいつく。

そこから2人で回していく。いまいちローテーションの経験がないのでどのくらいのタイミングで交代すればいいのかよくわからなかったのだが、合図を出していただいたりしてなんとか引っ張り合いながら進む。
とはいえこのペース、心拍も脚もかなりいっぱいいっぱいで、アップダウンで徐々についていけなくなって力尽きた。ヒルクライムで競るどころか大きく離されてゴール。

TTで疲れきってしまい、残りのコースをゆるゆると走ってしまうのは前回と同じ。樽口峠の山頂に到着と同時に雨が降ってきた。景色を堪能する前にさっさと出発するが、最後の最後で土砂降りにあってしまった。

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ツールドさくらんぼ2015

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6月13日土曜日。3回目、3年連続の参加。

ゴール後にテレビカメラを持った人が、取材をしているんですけれど、ちょっといいですか、と寄ってきて、自転車に乗っていて大変だと思うんですけど、何が楽しいんですか、みたいなことを聞いてきた。とっさにうまい答えができるほど気が利いているわけでもないので、はあ、まあ、つらいのが楽しいです、みたいなことを言うと、なんとなく会話も膨らまず、カメラは別の人の方に寄って行った。夕方のニュースで僕のインタビューが使われることはないな、と思った。

何が楽しくて自転車に乗っているのか、去年おととしもこの大会でそんなことを考えた気がする。

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最近になってようやく「弱虫ペダル」を読みはじめた。作中に真波山岳くんというキャラがいる。インターハイの3日目、最終ゴールに向かう登り坂の途中で、真波くんは勝負相手の御堂筋くんにこんなことを話しかける。

「キミは学校で授業うけている時”生”を感じる? オレは感じない」と。

真波くんは、自由で奔放なマイペースキャラで、自分の好きなこと以外は何もやらない、といった感じの天才肌なのだが、そんな真波くんがなにより好むのは自転車で坂を登ることだ。しかしながら、自転車に乗って坂を登るという行為は、自由とはほど遠いものようにも思える。鉛の足かせを付けられるかのような、重力の影響をもろに受ける傾斜面においては、自転車で走るなど自由どころか不自由そのものといってもいい。

真波くんはよりによってそのような不自由な道の上で、極限まで自らを追い込むような、ぎりぎりの勝負を好むのだという。なぜか。

真波くんは、こう続ける。

それってすごく”死”に近いと思うんだ けれどわかるだろう
人は誰しもそうなんだ そういう時に湧き上がるんだよ
自分が本当に生きてるって感情が

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ツールドさくらんぼの一番の難所は葉山ヒルクライムで、コースの序盤にして良くも悪くもこの大会のメインディッシュが現れる。ここのせいで、楽しく走りましょう的なファンライドにしてはその完走の難易度を一気に引き上げている気がする。完走率がどのくらいなのか知らないけど。

今年は葉山の登りの前に工事区間があり、その砂利道をゆっくり歩いて渡った。そして工事区間が終わって登りが始まる。まあ、今回はのんびり登ろうと思っていたのだが、ふと坂に差しかかると、いつもの通り負荷をかけて登り出していた。すぐに汗が噴き出して、息も乱れたけれど、そのまま力を入れて登り切った。自然や道をちゃんと感じ取ろうというとき、のんびりペダルを回していては何にも感じないように思った。

もちろん僕は真波くんのレベルとはぜんぜん違うけれど、どうして自転車に乗るのかといったら、真波くんが語っていた感覚と近いのかもしれないと思った。

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