ガルシア=マルケス『愛その他の悪霊について』
ガルシア=マルケス『愛その他の悪霊について』を読み終える。
シエルバ・マリアという少女が犬に噛まれ、狂犬病の疑いがもたれる。療養と称して父親は少女を修道院に入れるのだが、生まれてすぐ黒人奴隷の手によって育てられていた少女は、粗野で奔放な振る舞いをするところもあり、周囲のものは悪霊に取り憑かれていると考え、ひどい仕打ちを行なう。
悪霊憑きを払うために使わされた神父がカエターノ・デラウラだった。カエターノは難しい本ばっかり読んでいるような人物で、あまり女性と接したこともない人間だったのだが、悪魔に憑かれた少女を愛するようになっていく…。
迷信深い時代で宗教的な抑圧感もあって陰惨な雰囲気に包まれている話なのでしたが、悪魔憑きの少女と聖職者の禁断の恋愛が言いようもなくすばらしくて、読んだ後に深いため息をついてしまう本でした。ガルシア=マルケスはかなり面白い。
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